01 / QUICK GUIDE
まず、30秒でつかむ
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全国15〜69歳の9,278人調査で、生成AIを検索に使うと答えた人は52.3%でした。
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AI利用が広がっても検索エンジンの利用率は86.9%あり、検索エンジンは広く使われています。
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52.3%は国民全体の実測値ではありません。調査方法と対象を確認して読む必要があります。
02 / KEY WORDS
専門用語を、やさしく。
ここだけ押さえれば、残りの本文はスムーズに読めます。
- 生成AI検索
- 質問文から回答を組み立てるAIを、情報探しや比較に使うことです。元の情報が誤っていれば、回答も誤る可能性があります。
- AI Mode
- Google検索内でAIが複数の情報を整理し、文章で答える機能です。通常のリンク一覧とは表示方法が異なります。
- GEO
- 生成エンジン最適化(Generative Engine Optimization)の略で、AIが情報を正確に理解・参照しやすいよう根拠やページ構造を整える考え方です。
03 / THE FACTS
何が起きたのか
サイバーエージェントのGEOラボは9月4日、生成AIの利用実態調査を公表しました。調査日は8月7〜10日で、マクロミルが全国15〜69歳の男女9,278人へインターネットで質問しています。
AI Modeを含む生成AIの検索利用率は52.3%でした。2025年5月の同社調査は21.3%で、今回までに31ポイント増えています。一方、検索エンジンは86.9%で、依然として広く使われています。
サービス別ではChatGPTが30.6%、AI Modeが28.4%、Geminiが23.2%でした。世代別では10代80.6%、20代61.0%、40代50.2%、50代46.1%、60代39.6%と報告されています。
検索エンジンと生成AIの両方を使う人の46.6%は、検索の半分以上をAIへ切り替えたと回答しました。これは全回答者の46.6%ではなく、両方を使う人に限った集計です。
AI回答のURLをクリックした経験は61.0%、勧められた商品を自分でも詳しく調べた経験は77.3%、推薦をきっかけに購入・利用した経験は58.7%でした。いずれも実際の閲覧・購買ログではなく経験の自己申告です。
発表本文だけでは設問全文、回答者の割り付けや補正、後半の各設問に何人が答えたかを十分に確認できません。52.3%を『日本人の半数』や『検索回数の半分』と言い換えないことが大切です。
つまり、何が重要なのか
調査では、AI回答のURLへ進んだり、勧められた商品を自分でも調べたりする使い方も報告されています。検索エンジンからAIへの一斉移住を示す結果ではありません。
一方で数字は回答者の自己申告です。利用率の上昇は重要な兆しですが、誰もが毎回AIで調べている、AIが購入を直接生んだ、とまでは言えません。
04 / THE CONTEXT
なぜ、今これが重要なのか
従来の検索は、候補となるページを並べ、読むものを人が選ぶ仕組みでした。生成AIは質問に合わせて情報を一つの答えにまとめるため、全体像をつかみやすくなります。
ただし、AIは出典の読み違いや古い情報の混在を起こします。旅行先や商品の候補出しには便利でも、価格、在庫、契約条件、医療や法律の判断は、公式ページへ戻って確かめる必要があります。
企業側にも変化が起きます。人が検索結果で魅力的な見出しを選ぶだけでなく、AIが会社名、商品の違い、更新日、根拠を正しく抜き出せるかが、情報発信の品質になります。
それでも従来の検索対策が不要になるわけではありません。AIの回答から出典サイトへ進む人がいる以上、読みやすい一次情報と、AIが引用しても意味が崩れない説明の両方が必要です。
05 / WHAT IT MEANS FOR YOU
私たちには、何が変わる?
調べる人は、AIを結論を決める場所ではなく、論点と候補を出す入口として使えます。『条件を表にして』『違いを3点挙げて』と頼み、重要な数字は元の発表で照合します。
商品を売る企業は、機能、価格、対象者、更新日、比較条件を一つの公式ページで明示すると、利用者もAIも確認しやすくなります。広告的な形容詞だけでは、根拠として使われにくくなります。
利用率を読む時は、誰に聞いたか、何を利用と数えたか、母数はいくつかを確認します。割合だけを大きく見せると、経営判断で市場規模や導入速度を読み違えます。
社内調査にも同じ注意が必要です。『AIを使ったことがある人』と『毎週、仕事で使う人』を分け、さらに時間短縮、誤り、確認時間まで測ると、流行ではなく効果が見えます。
07 / NEXT ACTION
今日から、どう動くか
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今日調べるテーマを一つ選び、AIで候補を出した後、公式ページで日付と数字を3件確かめる。
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自社の主要ページ一つに、対象者、価格、更新日、根拠、例外条件が明記されているか点検する。
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AI活用率を測るなら、利用経験、週次利用、時間短縮、誤りの修正時間を別々に記録する。